本サイトは、J. S. Speijer(1849-1913)の著書Sanskrit Syntax(1886年刊)を電子テキスト化したものです。
同書は古典サンスクリットを中心としたシンタックスを研究したものです。英語での類書にはVaman Shivaram Apte(1858-1892)のThe Student's Guide to Sanskrit Composition(1881年初版刊)があります。ねらいの違いはあるにしても、いま古典サンスクリットを学習・解釈する際に用いられる文論としては、現在でもなお、これらが双璧と思われます。(ドイツ語のものにはBerthold DelbrückのAltindische Syntax(1888年刊)があります)
Apteには電子テキスト版(途中まで)が存在しますが、Speijerには未だ存在しません。そこで本書の電子化を企図しました。
当サイトは以下を出典としています:
Motilal Banarsidass版の本文は、E. J. Brill版の序文にある正誤表に従って訂正してあるようです。Hardpress版はInternet ArchiveにあるCornell University LibraryによるE. J. Brill版のスキャンデータをもとにしたもののようで、内容は同一であり、両者ともに356ページが欠落しています(Missing Pageとの表記)。
電子化にあたっては、Internet ArchiveにあるE. J. Brill版とMotilal Banarsidass版、および紙媒体のHardpress版を用いました。
著者であるSpeijer氏(1849-1913)が亡くなられてから70年以上が経過しているため、本書はパブリックドメインです。
この作品(J. S. SpeijerによるSanskrit Syntaxとして Mizuki Numataによって特定されています)は著作権法上の制約が知られている限り存在していません。
原書を打ち込んだ英文データに関しては(たぶん)私に帰属する著作権は発生しないので、誰でも自由に利用できます。
各パラグラフと同じファイルには、私が個人的に利用するために作成した簡単な和訳(と気づいた点の訳注)を付してあります。また、本書が参照している文献のリストや、気になった点を調べたTipsも作っています。これらのうち、和訳・訳注・文献リストに関してはクリエイティブ・コモンズ宣言をしておきます。
和訳・訳注・文献リストに関しては、作者のクレジットを表示する限りにおいて、翻訳者・作成者に許可等をとることなく、自由に利用・複製することができます。
Mizuki Numata 作『和訳"Sanskrit Syntax"』はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
これはhttps://archive.org/details/cu31924023201183にある作品に基づいています。
つまり、これを元にしてもっと良い版を作ったり、誤訳等を直したり、別の形に作り変えたり、再配布したり……などのことは、参照元などの情報(詳しくは上のリンクを参照ください)さえ書いていただければ自由に行えます。営利目的の利用も可能です。利用に際しての連絡も必須ではありません。
ここ(https://github.com/MizukiNumata/speijer_html)で作業を行っています(汚いです)。